2019.09.04 / 日記

「農家の三大厄日」とは?

農家の3大厄日とは?

昔から、農家には三大厄日と呼ばれる日があることを、ご存知ですか?それは、
二百十日(9月1日)
二百二十日(9月11日)
八朔(旧暦の8月1日)
です。この時季は作物の収穫のころでもあります。しかし、ご存知のように台風シーズンでもあることから、昔から厄日と認識されてきました。
立春から数えて二百十日(頃)が9月1日、二百二十日(頃)が9月11日ですが、この頃多く発生する台風の来襲で、丹精込めて育てた作物がダメになった経験から「農家の厄日」といわれるようになりました。
例えば、平成3年9月のミレーレ台風は猛烈な風で日本列島に甚大な被害を与え、東北リンゴ農家にも多大な被害を及ぼしたことから「リンゴ台風」と呼ばれています。
ずいぶん昔から、台風の風害が起こらないように嵐を鎮め収穫の無事を祈願するおまつりを行うようになった・・・それがこの頃各地で行われている風を鎮める祭、風祭(かざまつり・かぜまつり)です。

この頃は台風が多く、状況によって農作業の計画を細かくたてたり、警戒が必要なことを厄日として語り継いできたのですね。

八朔(はっさく)は八月朔日

農家の厄日の1つである八朔は旧暦の8月1日、現代では9月10日(頃)です。
朔は新月をさし、新月の日を月始めとしていたことから”月たち”が”ついたち”と呼ばれるようになったようです。
昔は、収穫した新穀を親戚や知人に贈り、絆を深め、頼みごとをしたり助け合うことが習慣となり今に至っています。時代とともに薄れていっているように感じますが、京都の花街(芸子さんや舞妓さん)には、今も8月1日に正装で茶屋やお師匠さんに挨拶まわりをする習慣が残っています。

八朔は、地域の人たちが互いに結びつきを強くしながら共に生活し、形を変えながら今も受け継がれている日本の文化でした。

実りの秋、私たちがたくさんの作物をいただけることに心から感謝(拝)✨です。