2018.03.07 / 日記

春野菜「なばな」は美し国『三重の伝統野菜』

春野菜の代表格「なばな」。

地中海地方が原産で、一説には奈良時代以前から日本に伝わったといわれ、からし和えやお浸しなど、春の食卓で親しまれてきた食材です。
「なばな」は菜の花と呼ばれることもありますが、菜の花はアブラナ科の黄色い花の総称で「なばな」だけの名前ではありません。観賞用のもの、菜種油のナタネなど他にも色々な種類があります。ちなみに、道ばたで見かける野生の菜の花は「西洋からしな」という種類であることが多いようです。
ナチュラルフーズショップしんせんの店舗がある三重県は「なばな」の収穫量が全国第1位(2014年)になるほど盛んに生産が行われています。
『江戸の灯りは伊勢の菜種でもつ』といわれていたほど、もともと紀伊長島は菜種油製造のためのアブラナの生産が盛んでした。昭和20年代後半あたりから菜種油の製造が徐々に減りはじめ食用へと変わっていきました。「なばな」の他にも花を食べる習慣はありますが、茎と若葉を食べる、という習慣は紀伊長島から始まったそうです。
今は三重県広域で生産され『三重の伝統野菜』にも登録されている、まさに三重を代表する野菜の1つなのです。

「なばな」の栄養ですが、カロテンやミネラルを豊富に含みます。
βカロテンは皮膚や粘膜を保護し活性酸素を除去してくれます。他にも骨の健康に必要なカルシウムや鉄やビタミンK、高血圧の予防となるカリウム、美容に欠かせないビタミンCも多く含まれ、栄養面でとても優れた野菜です。これによって期待できる効能は、高血圧予防、心筋梗塞や脳梗塞の予防、骨粗鬆症予防、がん予防などが挙げられ、食物繊維も多く腸内環境を整えてくれることで免疫力が高まり花粉症への効果も期待されています。

「なばな」は鮮度が落ちやすく買ったその日に食べきることをおすすめします。
もし保存するときは、鮮度を保つため軽く湿らせた新聞紙などに包みポリ袋に入れ、野菜室で保存するとよいでしょう。
固めに茹でて小口に切り、固くしぼった物を小分けして冷凍すると1〜2週間ほどを目安に保存可能です。
「なばな」は和え物にしても美味しいですが、パスタでも美味しくいただけます。春といえばシラスも美味しい時季です。“なばなとシラスのパスタ”などいかがでしょうか。
パスタを作るときに隠し味として“昆布茶”や“めんつゆ”を加えると、手軽で簡単に美味しく仕上がります。ぜひお試しください。

βカロテンは油と一緒に調理すると効率よく摂取できます。
いろんなレシピで春を味わってください。

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